『ガイナ』には、JAXA(日本宇宙航空研究開発機構)が開発した国産ロケットの技術を民間に転用(スピンオフ)して生まれた製品です。
ロケットに積まれた衛星が打ち上げ時に発生する熱に耐えられるように先端の白い部分に塗られているのがその塗料で、非常に薄く、そして軽くてもしっかりと熱を遮断する効果を持っています。
『ガイナ』はこの技術を応用し、住宅やビルなどに侵入する熱や漏れ出す熱を減らすことにより、少ない電気代で室内の快適性を保つことができるようになる製品です。
次の章で、その不思議な塗料の『ガイナ』の性能を説明いたします。

人は気温だけではなく、周囲の壁や天井の表面温度をも感じ取って「暑い」「寒い」と感じています。
従って、例えば夏においてクーラーが室内の空気を冷やしても、建物が熱せられたままならば人は「暑い」と感じるのです。
ところがこのときガイナが内装に塗られていると、内装の表面温度が室内気温近くにまですぐ下がるので、人は涼しく快適だと感じることができるようになります。
またこのとき、クーラーの設定温度を必要以上に下げる必要がなくなりますので、冷房費を抑えることができます。


冬も同様に、ヒーター等で室内空気を温めても壁や天井が冷えているうちは「寒い」と感じますが、内装にガイナを塗ると、壁の表面温度が温められた空気と同じ温度にすぐ変わりますので、暖房費を抑えつつも暖かく過ごせるようになります。
よって、ガイナを塗った部屋では夏も冬も快適に過ごせるようになるのです。

①ではガイナを室内に塗った場合の話でしたが、ここではガイナを屋根や外壁に塗った場合の効果について説明いたします。
ガイナは大量の特殊なセラミックの中空バルーンで構成されており、乾燥後の塗膜は表面がすべてセラミックが覆われている状態です。
このセラミックは①遮熱効果(日射反射率)が高く、②また反射せず受け取った熱を遠赤外線として外界に放出する性能も高く、③さらに残った熱も風にすぐに奪われるので、最終的に室内に侵入する熱量が非常に少ないものとなります。

ガイナは水性塗料です。従って油性塗料に比べると乾燥に必要な時間は長くなりますが、VOC(揮発性物質)をほとんど放出しないため環境へ悪影響を及ぼすことはありません。
そして乾燥する際にガイナを構成する中空のセラミックが、バインダーである樹脂成分を覆うように塗膜の表面に凝集します。
一般に塗膜の劣化は樹脂が日光に含まれる紫外線により壊されることで進行しますが、ガイナに含まれるセラミックは紫外線により劣化することがありませんので、そのセラミックに覆われた樹脂が長持ちするのです。そのため、ガイナは一般の塗料に比べて2~3倍長持ちいたします。
ガイナは中空のセラミックで構成されているため、内部の空気が緩衝材となって塗られた面を通過する音を軽減させる効果があります。
生活音の漏れや周辺の騒音にお困りの方にお勧めです。

ホコリや匂い物質は正に帯電して空気中を浮遊しています。逆に建物は負に帯電しているためホコリなどが壁に吸い付きやすく、壁が色付いたり匂いがこもったりします。
そこにガイナを塗りますと、ガイナの静電気を帯びない性質により壁にホコリなどが付きにくくなります。また放出された遠赤外線が空気中の水分に作用し、浮遊するホコリなどを捕捉させて浮遊を困難とすることで室内空気を清浄なものとすることができます。

ガイナは国交省による不燃認定を取得しております。
またF☆☆☆☆も取得しており、ホルムアルデヒドなどの人体に有害な物質を放出いたしません。
従いまして、どのような場所にも安心して使用していただくことができます。
ガイナを塗った部屋は、壁面を挟んで暖かい空気から冷たい空気に熱が移動しにくくなりますので、結露が生じにくくなります。
またガイナに特別な薬剤を混ぜて塗装することにより藻やカビ、菌が繁殖しにくくすることもできます(オプション)。
ただ激しく結露が発生する場所ではガイナの結露防止効果では抑えきれないこともありますので、そのような場所には後述の『ノン結露』という製品をお勧めしております。

結露防止塗料
『ノン結露』とは?

『ノン結露』とは、ガイナの持つ結露防止効果をさらに強化した製品です。結露でお困りの箇所にご検討ください。

結露が起きるメカニズム

そもそも、結露はなぜ発生するのでしょうか?
空気には水分が水蒸気の形で、暖かい空気ほどたくさん含まれております。この湿った空気が冷たい空気に壁越しに触れて熱を奪われると、水分を含んでおくことができなくなり、壁の表面や内部で水分が置き去りになってしまうのです。この現象を結露と呼びます。
ノン結露のメカニズム
『ノン結露』を壁に塗った場合は、壁越しに熱が奪われにくくなる効果がありますので、結露する水分が減ります。そして結露した水分は上塗りした保水層で保持され、垂れることがありません。
そしてその水分は、室内空気に水分が溶け込む余裕が生まれたときに放出され、次の結露に備えます。